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代表者の一言

令和6年10月代表者の一言

10月に入り、ようやくと秋らしさを感じるようになりました。過ごしやすい気候のおかげで、外出の楽しさを味わっています。秋は、「〇〇の秋」と言われるように、食欲、スポーツ、芸術など、感性や意欲が高じる季節です。美味しいものをたくさん食べたり、ジムで身体を鍛え始めたり、知識や視野を広げるべく新しいジャンルの読書に挑戦してみたり、秋をきっかけに自らを向上させる行動に踏み出すことができるように思います。

私は秋が大好きです。ご家庭でも、例えば「子どもと楽しむ秋」というテーマを掲げてみては如何でしょうか?そうすることで、「もっと我が子と楽しめる何かを計画しよう」「もっと子ども達の笑顔がたくさん溢れるものを創造しよう」などと、日常的な時間の中から「特別な時間」を積極的に創り出す動機付けになるかもしれません。登園中に紅葉を楽しみながらどんぐりを探したり、いわし雲などを追い掛けて雲の流れや形をいろいろなものに例えあったり、様々な色のトンボを一緒に観察したりすれば、日常見逃しているものが特別なものとなって、子どもと一緒に楽しい思い出がつくれるでしょう。また、子どもの目線に合わせることは、私達大人にとって大切なことかもしれません。少し子どもの高さに合わせて歩いただけで、日常的な風景が随分違って見えることに気付くと思います。腰の高さの植物は、いつもは上から見下ろしているけれど、子どもの目線なら見上げる高さになり、そこには想像もつかない楽しい光景や、びっくりするような光景が広がります。同じ目線で子どもの心が動いた瞬間を共感することができれば、それが親子の楽しいひと時になるでしょう。成長した子どもに幼少期の楽しかったことを尋ねると、信頼できる大人やお友達と同じ思いで遊んだときの小さな新しい発見があったときであることが多いようです。子ども達にとって「遊び」は成長の糧です。秋は、たくさんの興味関心を抱いて行動範囲を広げるに格好の季節です。自然との触れ合いは日々の多忙な生活の中で後回しになりがちですが、保育園では、彩のある季節を楽しんで、子ども達の豊かな心が育まれるよう支援して参ります。

私事、12月に初孫を迎える予定です。息子夫婦が検診毎に超音波写真を送ってくれるのですが、受精卵が週数とともに人間らしく成長していくことが神秘的過ぎて、私自身の妊娠期とはまた違う目線でもって、関係する人々への感謝の念に堪えません。自身の妊娠・出産のときは、週数にあった成長をしているか気に掛け、自らの健康管理、出産への準備などに追われ、お腹の中の子のことだけをじっと見守り続けていました。でも、孫となると、授かった生命のすばらしさや、何億もの精子の中から卵子が出合って着床し成長していくことが壮大に見え、私自身もこうして生を得たのかと思うと、命をつないでくれた家族に対して感謝の気持ちでいっぱいになります。人が生まれるということはまさに「奇跡」なんだよなぁ、と改めて心にとめることにもなりました。

保育園の子ども達も、家族がつながって、命を授かることになった奇跡の存在であり、私達にとって尊い宝物です。そして、だからこそ子ども達を尊重し、大切にし、そして子ども達が持つ自然な成長力をより一層伸ばすことが私達大人の役割です。保育園の子ども達に、そして「初孫」に、私自身、きちんとした大人の役割を果たして参りたいと思います。

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