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代表者の一言

令和4年2月代表者の一言

 我が国では、1月後半より、オミクロン株を主流としたコロナウイルスの感染拡大が爆発的に進みました。一因として、マスクを常用せず、ワクチン未接種の幼い子ども達が、無症状のり患者として感染経路になってしまったこともあるようです。この園だよりが公開される2月末頃には、ピークアウトしていることを願うばかりです。

 当グループの職員も、コロナウイルスに感染しないよう、常に衛生管理を徹底し、食事の取り方などにも気を付けて日々過ごしていますが、どうしてもマスクを外してコミュニケーションを取らざるを得ない自身の家族からの感染や、子どもの通う保育園や学校の休園・休校など、複合的な理由によっていくつかの園で休園せざるを得ない状況が生じてしまいました。該当する園の利用者の方々にご迷惑をおかけしたこと、心よりお詫び申し上げます。この間、マスコミでも報道されているとおり、保健所や行政の判断が日々更新され、我々エッシェンシャルワーカーの役割と責任の重さを改めて痛感しました。まずは人命の尊重が大前提ですが、保育園には社会機能を低下させない役割もありますので、利用者の皆様にご不便をおかけしないよう、全体の状況に鑑みて運営の継続を判断していくことにしたいと考えています。今後の運営等の体制に関し、情報は都度速やかにお知らせしますので、ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 コロナ禍においても、お子様一人ひとりの成長は目覚ましく、月齢・年齢を重ねるにつれ、いつの時代とも変わらぬ発達を続けています。私達は、コロナ禍でやむを得ずできないことを除いて、あらゆることに細心の注意を払いながら「子どもの成長に必要な環境づくり」に努めております。そして、「物理的な環境」の創造ももちろんですが、それ以上に「人的な環境」すなわち人と人が接することで創り上げられる環境を特に大切に考え、職員らは、子ども達一人ひとりに向き合い、心を通じ合わせながら、感動したり、笑ったり、一緒に発見したり、共感したりする場を時季に合わせて設けるようにしています。

 2月上旬に、政府が2歳児以上にマスク着用を推奨するという報道がございました。ただ、2歳児はマスクの使い方、機能をきちんと理解できるとは思えませんし、集団生活の中で、マスクを遊具の一つとしてお友達と交換したり、口ではないところに着けてみたりということが避けられないことが想像されます。また、成長過程ではちょうど口の動きや口角、表情を敏感に読み取る時期でもありますので、できるものならどうにか2歳児のお子様がマスクを着用しないですむ環境を作ってあげたいものです。これを実現するには、大人一人ひとりが感染収束に向けて行動し、非日常生活を終わらせることかと思います。それには、更なる衛生管理の徹底が必須です。世間では、手指消毒もだんだんと疎かになっていると言われていますし、部屋の換気も然りです。私達が率先して、換気、遊具等の消毒作業、給食の食べ方などに注意をしながら、最善の努力をして参りたいと思っています。

 今年の冬は、多くの地域が例年にない豪雪に見舞われています。東京でも1月初旬に午後から大雪となって、複数の施設の子ども達が雪遊びをしている場面に遭遇しました。空から降ってくる雪に、園児達が目をキラキラさせ、触ってみたり、雪の結晶を見つけてみたり、心を大きく動かしてそれぞれ大きな発見と感動をしている様子がうかがえました。「雪だよ」「すごいねー」「きれい」という言葉と表情の一つひとつが輝いていました。私自身も子ども達の笑顔に包まれ、感動しました。しばらくぶりの光景に、早く、とにかく早く、心おきなく自然に触れ、笑顔いっぱいにキラキラ光る体験をたくさんさせてあげたいなぁという思いを強くしました。改めて、今は、我々の責務を果たし、その積み重ねが結果につながるよう願い、努力するのみです。

 

小鳩グループ代表 山本育子

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