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代表者の一言

平成29年1月の代表者の一言

あけましておめでとうございます。本年も皆様にとって良い年であるよう心からお祈り申し上げます。今年は「小鳩」に縁が深い「酉」年です。年男・年女ならぬ「年保育所」として、小鳩グループの各施設にも多幸あることを祈っております。

私事、思い起こせば、昭和53年に小鳩保育園を開園された前経営者から園の経営を承継した後、行政からの要請などを受けて施設を増設する中で、たくさんの方々にお会いすることができました。また、職員数についても、施設数の増加に伴う採用活動の結果、気付けば100名を大きく上回るまでになりました。前号の園だよりに掲載させていただいたとおり、今のところ来年度も非常勤職員を含め退職者はなく、引き続きすべての職員が変わらず在籍する予定です。職員の定着は、法人にとって何よりの宝です。職員には「小鳩の保育」の質の向上にあらゆる角度から尽力してもらっています。

私の仕事の一つに、1週間にすべての職員に声掛けを行うことがあります。特に東京エリアにある施設は、施設が集中している南浦和エリアとは異なり「点在」しているのですが、例え1施設1時間、さらに言えば30分しか時間が取れなくても、必ず訪問し、施設の職員に目と目をあわせて挨拶するための時間を最優先で確保しています。一人ひとりの特性や最近困ったこと、環境の変化などを予め施設長からヒアリングし、直接会った際に可能な限り何かしらコメントするよう努めています。私は園児と保護者の方々への対応を職員に任せている立場ですので、職員のことをしっかり受け留め関わっていこうと心に決め、経営を承継した時から欠かさず実行しています。施設数が増える中、一体いつまでできるのか・・・とも思いますが、可能な限り継続したいと思っています。

小鳩グループの保育所が一施設のみであったころは、私も有事の際に、料理好きなこともあり給食の補助をするなどしていましたが、今は、各施設に職員を加配しているので、一部職員が体調不良で休んだとしても「助っ人」をする必要がなくなり、保育に直接関わることはなくなりました。それでも現場と同じ意識を持ちたいこともあって、一昨年は調理師、昨年は保育士と、順次資格試験を受けて資格を取得し、有事の際には職員と一緒に「保育士」「調理師」として対応できるという事業主としての礎を作りました。これからも、このような努力は怠らずにいたいと思っています。

そもそも、保育事業を承継したのは「保育所のおかげでここまで社会に参画し仕事に従事できた」という、かつて保育所利用者であった私自身の「保育所」に対する感謝の気持ちと、社会貢献をしたいという強い思いからでした。承継当初は未熟な部分が多く、保護者の方々からの率直なご意見、ご相談、ご提案、または様々な熱意ある助言などをいただいた結果として今の自分が在ることを、皆様に感謝しております。

年々、この仕事を通じて、社会貢献の意義を実感するようになりました。福祉事業は、人を幸せにすることが目的です。近年は、様々な業種の方が保育事業に参入していますが、当小鳩グループでは、保育事業以外の事業を営む予定はございません。保育に関して従業員と共に考え、保育の本当の意義を意識しながら保育の質の向上・充実に努め、その上で保育サービスを提供することに充実感を得ております。職員の笑顔、満足した顔、真剣な取り組みを見る瞬間、この事業に取り組んで本当に良かったと思えます。職員が「小鳩の保育」に賛同し、誇りを持ち、心から「子ども第一主義」の理念に基づき保育を行っている姿は本当に素敵です。

現在、当グループは「本当に求められている」もので、かつ「社会的意義がある」ものを提供することを保育所整備方針とし、この方針に沿って提案誘致活動を行っています。例えば、平成29年4月1日開設予定の「小鳩保育園南本町」は、定員90名の認可保育所で、1階部分には看護師を配置した病児病後児保育の実施施設を備えます。これは社会福祉法人こばとの役員でもあるたんぽぽこどもクリニック重田院長と意気投合して実現したもので、さいたま市では一区に一施設しか「病児病後児保育実施施設」の設置認可をしないという内部ルールがあるため、この病児病後児保育は自主運営となるのですが、利用者の経済的負担・利便性は可能な限り行政の補助を受けている施設と変わりなく運営していく予定です。また、同じく平成29年4月1日開設予定の「小鳩保育園清澄白河」にも、十分な設備と広さと独立性をもった「医務室」を備えます。

当グループでは、これからも社会的ニーズに応えながら「小鳩の保育」を提供していきたいと考えております。そして、これからは「社会福祉事業」の提供をより充実させるべく、保育所を通じて放課後児童クラブへの支援、就学前カリキュラム(幼保小連携)、障害児統合保育、高齢者・地域住民との交流など私たちの役割を拡充して「小鳩の福祉」を確立していきたいと思っております。何よりも当グループでは、職員の保育への熱意が宝物ですので、職員から子ども達、保護者の皆様への熱い思いを感じていただければ幸甚です。

現在、各施設の運営は、施設長と保育士ら職員にお任せしています。経営者である私自身の責務は、小鳩グループ全職員を大切にし、職員に対し素晴らしい環境と処遇を整え提供することにあり、そうすることによって間接的にではありますが、各ご家庭に「小鳩の保育」を提供することができると確信しております。今後も、熱い思いで「小鳩の保育」を提供し続けて参りますので、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

小鳩グループ代表 山本 育子

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