代表者の一言
平成28年9月の代表者の一言
7月下旬の遅い梅雨明け後は、連日「酷暑」とも言える猛暑日が続いています。この時期は、職員も子ども達も、暑さに負けない「健康管理」を最優先のテーマとして日々過ごしております。外遊び中に「熱中症」にかからないよう、普段より多くの水分補給を促すだけでなく、3歳以上児には各ご家庭のご支援により水筒を持参してもらい、健康管理の意味を伝えて自主的な水分補給を指導しつつ、熱中症予防に努めています。
プール遊びについては、「プールカード」に健康状態をご記入いただき、安全衛生に留意しながら夏ならではの戸外活動を楽しんでいます。お盆前に「小鳩ナーサリースクール」の特にぞう組さんに「流行り目」(流行性結膜炎)が流行し、プール日和にもかかわらずプール遊びを一時休止することになりましたが、このような止むを得ない際には、室内で運動会の練習に取り組むなど工夫して身体を動かす時間を確保しております。
現在、各施設において、夏に多い「ヘルパンギーナ」「手足口病」などのり患者が増えています。当グループでは、各施設のTOPページで発症が確認された感染症名やり患者数を随時開示しています。感染症には潜伏期間がありますので、開示情報をご確認いただくことによって、予防策の実施と早期発見につながり、感染症の発症が最小限にとどまるようにと思っております。
子どもは3歳、6歳と3年ごとに体力的に強くなって、病気になる頻度も格段に下がっていくという感覚があり、良い意味で、いつまでも同じではありません。ただ、お盆休み前などの慌しい時期に、お子様の病気によって急に仕事を休むことは、職場への影響等を感じ、心苦しさもあろうかと想像いたします。私自身、幾度となく保育園から呼び出され、子どものもとにすぐに向かいたい気持ちと、できるだけ職場に迷惑をかけたくない気持ちをともに抱えながら、止む無くお休みをいただいていました。今の私は、お子様の事情でお休みを取ることに関し、職場や会社が支援することこそが大切だと考えています。当グループにも乳幼児を育てながら勤務している職員が大勢いますが、私は、皆に、仕事は職員同士が互いに支援し合えば出来ること、いずれ誰もに「育児」「介護」などでお休みを取らざるを得ない場面が出てくるのだから、その時にお互いが支援することでスムーズに休みを取れる体制となっていることが社会的にも意義あること、お互いに理解し合う和やかな雰囲気は子ども達にも良い影響を与えること、お互いへの思いやりが何より大事なことを伝えています。
保育園のような児童福祉施設には、「学級閉鎖」といった制度はありません。一人でも保育を必要とする方がいらっしゃれば開園いたします。それだけに、インフルエンザ、水疱瘡など予防接種を受けることにより予防できる感染症については、お子様に負担をかけないためにもスピーディに予防接種を進めていただければと思います。
職員につきましては、10月にインフルエンザ予防接種を一斉に進める予定です。感染症の予防策へのますますのご理解とご支援を賜りたく、今後とも情報提供を積極的に進めて参ります。
小鳩グループ代表 山本 育子
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