代表者の一言
令和7年12月代表者の一言
年末になり、ようやく冬らしい空気となりました。今年の夏は特に長く、「二季」が流行語の1つに選ばれたように、行楽の秋はあっという間に過ぎ去ってしまいました。それでも、子ども達にとっては、年末年始は心から「きらめき」や「わくわく」を感じられる行楽期とも言えます。街角の煌びやかなイルミネーションの中にある子ども達の笑顔は、どこでも主人公の輝きです。
一方で、世界に目を向けると、子ども達を取り巻く環境は不安定で、危険を伴う地域が今なお多く存在しています。海外では、戦争や紛争によって、本来子ども達が安心して過ごせるはずの施設や病院が攻撃されており、命が失われたというニュースに触れる度に居たたまれない気持ちになります。人がそのような加害行動に至ってしまう背景には、大人への成長過程における環境や経験が大きく影響しているのかもしれません。だからこそ、私達のような保育に携わる者は、日々の生活の中で、命の尊さや人を思いやる心の意味と意義を、次の世代に伝えていく重要な役割を担っています。幸せな心は、幸せな環境の中で育まれます。たくさんの子ども達が素敵な笑顔に包まれることを、私達の至福の喜びと受けとめて、これからも支援して参りたいと思います。
仕事を通してこの1年を振り返ると、保育園は、人の成長にとって必要不可欠な「幸せな環境」として構築・創造されるべき場所であり、誰しもがこの場所が安心安全で豊かな場所であることを願っていることを痛感します。園で発生した様々な出来事に関し、保護者の皆様にご心配やご心労をお掛けしてしまったこともありました。状況を詳細にご説明し、ご理解をいただかなければならない場面もありました。それでも、私達は、誠実にご家庭や関係者の皆様の気持ちに寄り添いながら、子ども達にとっての最善となるよう努めて参りましたし、これからもそれを怠ってはならないと自覚しております。ご家庭にとってかけがえのないお子様、すなわちこの世に生まれた尊い命を守り幸せに育むことは、私達の責務です。今後も引き続き、子ども達の幸せを第一に考え、ご家庭の皆様と協同しながら保育を進めていきたいと思います。共生の精神です。
最近読んだ雑誌に、「他者を思う力を磨くと人生は必ず豊かになる」という言葉がありました。その言葉に触れた時、身体の内側から温かく柔らかなものを感じ受けとめました。そこには、「慈愛」と「感謝」の気持ちで物事に向き合うことで真の豊かさが運ばれてくる、という言葉も添えられていました。これは正に共生につながる考え方であり、それが、私達一人ひとりの心の奥に潜んでいる大切なものを呼び覚まし、心だけでなく環境までをも豊かにするのだと感じました。
12月は「感謝」という言葉がとても似合う季節です。感謝は誰かに強いられるものではなく、自らの中から自然に生まれるものです。言葉と言葉が触れ合い、人と人が触れ合うことの素晴らしさを感じ、素直に感謝を示すことができる環境を、保育の中で実現していくことが重要です。子ども達は、いつも素直で大きな心で周囲の環境を受けとめてくれます。目の前の出会いの一つひとつに感謝し、良きことも、試練を伴う悪しきことも、学びとして感謝をもって受け取れる日々でありますように、そう願います。
世界的に見ると、ホリデーシーズンは、感謝祭からクリスマス、新年を経て旧正月までと、長く続きます。作物の収穫に感謝することから始まり、人の誕生の尊さを祝い、新しい年を迎える中で、いろいろなことを思い、感じ、考え、幸福感を充電していく大切な期間です。
小鳩グループの関係者の皆様にとって、来る2026年がより幸せでより豊かな一年となりますように、心よりお祈り申し上げます。
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