代表者の一言
令和6年12月代表者の一言
12月になり、ようやくと「冬」を感じる日々となりました。昨年は、まだ新型コロナウイルス感染症の名残もあり、外出を控えられたご家庭もいらっしゃったことでしょう。一方、今年のクリスマスの街中は、とても煌びやかで賑わっていて、コロナ禍前と同じような光景が広がっていると感じます。気付けば、コロナ禍からもう5年が経ちます。この5年で、私自身は還暦を迎えてなんとなく体力の低下を感じ、それに伴って、人込みの中に積極的に出掛ける行動力が低下してしまったのでは?と、弱気になることもある今日この頃です。それでも仕事に関しては、進行スピードが低下することがないように、常に新しい情報に触れて敏感に反応しながら、「前に向かって進んでいく!」と自らを奮い立たせて前向きな日々を過ごすよう努めています。休日にふらっと街中に出ると、年末商戦の最中であることもあってか、親子三代で活発に楽しそうに過ごしている姿を見かけることも多く、「まだまだ老化を感じている場合ではない!」と自身を戒めています。
私事、12月半ばに、息子夫婦の初孫を迎えることができました。無事生まれるまでは不安と心配が募るもので、毎月、母子共に無事に出産を迎えることができるよう安産祈願を重ねました。出産の報告を聞いたときには、まずは「一安心」という思いだけでいっぱいでした。今は、これからひたすら「可愛さ」を運んでくれるであろうことを想像して、幸せな気持ちになっています。街中で見かけた元気な「ババ」に私もなれるよう、改めて体力をつけていかなければなりません。
先日、息子夫婦が次の4月から通える保育所探しをしているのを目にして、私自身が必死に保育所探しをしていたときのことを思い出しました。当時は、そもそも保育所の絶対数が少ない上、夫婦共にフルタイムで働いている家庭が利用できる保育所は市内に数か所しかなく、私に選択の余地はありませんでした。やむを得ず越境を決意し、私にとって子どもを預けられるかどうかは死活問題であることを市役所担当者に必死に説明し、ようやくと入園に漕ぎ着けたことを思い出しました。園を十分に見学することも、保育内容を聞いたり理念や方針を確認する間もなく、入園を決断したと記憶しています。待機児童の問題や保育園不足の問題が落ち着いてきた現在、ようやくと保護者の側が預けたい保育園を選ぶことができるようになってきました。
今年を振り返ると、小鳩グループにおいては、「先生達の学び」の深まりと成長を強く感じる年でした。数年前から「保育の質の向上」のために実施してきた社内研修、公開保育、保育研究会などが実を結び実務に活用されるようになり、また、今年も引き続き先生達は学び合い・話合いに懸命に取り組みました。それにより、子ども達にとって一番大切なもの、周りの環境を常に追求する姿勢を身に付け、知識や見識も豊かになったと思います。そのような先生達からの発言や発表の成長振りには、本部の研修担当職員が感動の涙を流すほどでした。
こういった積み重ねが、「子ども第一主義」の保育、良い保育園、「選ばれる保育集団」への道に大きくつながっていくのでしょう。先生達のレポートや発言が目覚ましく向上し、先生達の目がキラキラと輝く姿を見ることは、私にとってもこの上ない至福の時間です。
小鳩グループが、これからも「子どもを預けたい保育園」として選ばれる園であるべく、来年も職員が一丸となって「子ども第一主義」の信念を貫くことを決意しつつ新しい良き年を迎えたいと思います。
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