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代表者の一言

令和6年1月代表者の一言

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

2024年は、元旦に「令和6年能登半島地震」、翌2日には羽田空港での航空機衝突炎上事故と災害が立て続けに起こり、大きな驚きと衝撃の中で始まりました。被災された方々、その関係者の皆様に、心からお見舞い申し上げます。

今年の干支である「辰」(龍)は、十二支の中で唯一実在しない想像上の生き物です。中国では、龍は縁起が良い生き物とされ、天高くどこまでも昇っていく神聖なイメージを持つとも言われています。悲しい出来事が重なりましたが、今年は、干支である「甲辰(きのえたつ)」が意味するとおり、旧年中から準備し努力してきたものが実を結び飛躍して成就する年となるよう、皆様の復興と繁栄を願っています。

先日、年始のご挨拶に伺った先の上席の方が、「保育園や幼稚園は単なるインフラだと思っていたのですが、非常に大切な存在だということを、自分の子を通じて知ることができました。」と仰っていました。私から、子ども達が幼少期に愛情あふれる豊かな環境で育つことの大切さ、人格は環境から作動して形成されることなどをお話したところ、その方から「素晴らしい事業ですね。」とありがたいお言葉をいただくことができました。このようなこともあり、年始から益々この保育事業にやりがいを感じ、より一層、事業の充実と保育の質の向上に努めたいという気持ちが高まりました。

この「インフラ」という受けとめ方は、非常に純粋で素直な形容かもしれません。そして、これもやはり、ご自身の大切なお子様が1日の大半を保育園で過ごし、その時間で受けとめ経験したことが成長につながっていることを実感されたからこその表現なのでしょう。私達は、子ども達のことをより多く知るために、保育者として自らの保育力を向上させるべく学び、幼い子ども達からの「発信」を受容し、子ども達の伸びゆく芽を育ませることの大切さをしかと認識していますので、社会全体で保育園の存在意義を深く理解いただければ、その役割を更に幾倍も果たすことができるだろうと思っています。

このように、今、保育事業が理解されやすい環境下にあるからこそ、「良い保育園」へと成長していけるのかもしれません。保育に限らず「仕事」という社会貢献に対し、その「仕事」をきちんと認め、受け入れてくれる人がいることによって、目に見えない力が生まれ、事業が繫栄していくということなのだと思います。他から認められることによって産み出されるパワーです。

子ども達の成長もまたしかりです。「認められる」「褒められる」ということは誰しもにとって快いものであり、このエッセンスによって人は成長します。双方向的に存在を認め合うことが、明日へのエネルギーになるでしょう。子ども達は、「素敵だね」「かっこいいね」という言葉掛けによって、はにかみながらも、心身ともに肯定的に成長していきます。年始の嬉しい挨拶を大事にし、それを皮切りに、今年もたくさんの人と出会い、良いところを見出し、受けとめ寄り添いたいと思います。

昨年来のテーマである「異次元の少子化対策」の具現化が、一連の政治資金問題によって停滞してしまったような気がします。大切な「未来をつくる子ども達」に、今どのような取組みが必要なのか、世の中全体で改めて真剣に考えていただきたいと願っています。

今年も、小鳩グループ職員一同、「子ども第一主義」の保育を心掛けて参ります。そして、この一年が豊かで幸せな1年となりますよう、皆様のご多幸を心からお祈り申し上げます。

小鳩グループ 代表 山本 育子

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