代表者の一言
令和8年5月代表者の一言
今年の5月は、例年より「五月晴れ」の日が多く、爽やかな青空をたくさん見ることができました。ただ、それも束の間、いよいよ長い「夏」が始まろうとしています。近年、6月から10月頃まで30度を超える日が続きます。その中、気象庁では新たに40度以上の日を「酷暑日」と定め、より顕著な最高気温への警戒を呼びかけるそうです。保育園では、情報を適時適切に把握し、子ども達の健康が損なわれることがないよう強く意識しながら日々の保育に努めます。暑さ極まりないこの時期は、室内遊びを中心にしながらも、子ども達の興味や関心、創造力を引き出し、充実した時間を過ごせるよう工夫を重ねていきたいと思っております。
5月から6月にかけて、子どもの日、母の日、父の日と家族を感じる行事が続きます。お店のウインドウに行事に合わせた飾り付けが並ぶ中、柏餅やちまきを買う人、母の日の贈り物を選ぶ人を見かけると、家族への感謝の気持ちを形にして伝えようとするその思いを感じ、なんだか「ほっこり」とした幸せな気持ちになります。
私自身は、今年の1月に母を亡くし、生まれて初めて母のいない「母の日」を迎えました。20歳の頃から1度も欠かさず贈っていた赤いカーネーションを今年は贈ることができず、贈る相手がいなくなった寂しさと、いつも私のことを守り心配してくれた母の偉大さを、今、改めて感じています。
今月は、保育園で子ども達から、「お母さんありがとう」のメッセージを受け取られた保護者の方が多くいらっしゃることと思います。私も、かつて保育園で、子どもから初めて母の日のメッセージをもらった時、「お母さんになったのだなぁ」と感動すると共に、この子にとってかけがえのない存在となり、しっかり守り育てなければいけない、という決意にも似た強い気持ちが湧き上がったことを思い出します。もちろん、父の日には、同じような思いを抱かれるお父様方がいらっしゃることでしょう。
子ども達はやがて成長し、小学生、中学生、高校生と少しずつ親の手を離れ、巣立っていきます。それでも親は、遠くからでも変わらず子どもを愛し、幸せを願い、心配し、見守り続けるものです。亡くなった母は、身体が弱り一人でできないことが増えても、「子どもの心配をしても、子どもに心配はさせたくない。」とよく話をしていましたし、私も今正にそう感じています。母を亡くし落胆している私に、「子どもが親と同じような存在になるよ。」と慰めていただくことがありますが、親から子への想いが、子から親への想いを代替することはありません。親から子への想いは常に変わらず、そして、だからこそ子ども達にとって、親は素晴らしくて偉大な存在です。
今年から母に贈るカーネーションの色が白に変わりました。これまでは、幼少期は真綿にくるむように大切に愛してくれ、自我が芽生えた後は私のことを尊重しながら、私だけでなく私の周りの人ごと見守ってくれていた母に対し、「いつもありがとう、これからもよろしくね。」という思いを込めて赤いカーネーションを送ってきましたが、これからは、「今までたくさん心配してくれてありがとう。寂しいけど、今度は私が周りの人達に寄り添って、愛情を注いでいけるように頑張るね。」という心からのメッセージを添えて白いカーネーションを贈っていこうと思います。
子育てをスタートしたばかりの保護者の皆様、お子様との関係は一生続いていく大切な絆です。子ども達の成長は、忙しさの中にも多くの喜びや学びを与えてくれ、皆様の人生を豊かにしてくれることは間違いありません。親が子どもに向ける愛情は、無償の愛なのだと感じます。私達もご家庭の皆様と共に、子ども達一人ひとりの育ちを支え、たくさんの愛情を注ぎながら、子ども達の成長が社会を豊かにしていく喜びを感じつつ、日々の保育に励んで参ります。
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