代表者の一言
令和7年5月代表者の一言
今年のゴールデンウイークは、計画次第で最大11連休となる日程だったこともあり、各ご家庭で有意義な時間を過ごされたことと存じます。小さなお子様がいらっしゃる皆様の中には、ご実家や親戚宅など遠方に赴かれた方が多くおられるのではないでしょうか。例年、連休の最終日に出発前の新幹線の前で別れを惜しむおじいちゃん・おばあちゃんとお孫さんの姿がニュースになりますが、昔の思い出と重なり何度見ても胸が熱くなります。また、連休明けの登園初日には、慣れたはずの保育園にもかかわらず、親御さんのもとを離れることが少し悲しくなってしまうお子様の姿を見かけます。ご家族との時間が、子どもたちにとっていかに安らぎであり、いかに特別であるかを痛感し、だからこそ、保育園がご家庭と同様に「安らぐ場所」となり、子どもたちが何をしていても「楽しい」と感じてもらえるよう、一層の環境整備に努めなければとの思いを新たにします。
先日、さいたま市の南浦和において、「小鳩ナーサリースクール南浦和」の移転先で地鎮祭が執り行われました。現在の園舎は昭和の時代に建てられたのですが、園児らの環境をより充実したものにすべく移転を決断したものです。なお、竣工後の来年1月下旬から2月上旬頃には、新たな園舎への引っ越しを予定しておりますことを、併せてお知らせいたします。
そして、既にご案内したとおり、現在の園舎を改修して新たに放課後学童クラブ「小鳩アフタースクール」を開設します。この施設では、保育園との交流をも通じて、小学校入学後の環境の変化による子どもたちの不安やストレスを緩和し、保育園から小学校への連続性を重視して学童保育の内容に反映させ、必要とされる環境を整えると共に、子どもたちの興味関心を積極的に促して、安らかな成長に導く役割を追求して参ります。これは、小鳩グループとしての新たな試みであり、地域社会における児童福祉の拡充を実現するための取組みでもあります。ご利用者の皆様からのご要望やアドバイスをいただきながら、どのような運営が小鳩グループの理念である「子ども第一主義」により良くつながるのかを思案し、創造的に事業に取り組む所存です。ご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
「小鳩アフタースクール」については、先月、先行的に小鳩グループの保護者様向けに募集を開始しました。その後、一般募集も始めております。詳細は、当グループホームページに掲載していますので、ご覧いただけましたら幸いです。令和への改元の頃から、少子化の影響もあって全国的に待機児童の解消が進みつつあります。小鳩グループは現在20施設を運営していますが、各施設が将来に向けて「選ばれる保育園」として持続可能な事業体となるよう、職員全員で一心一意に取り組んでいます。施設ごとに取り巻く環境、職員の構成、規模は違いますが、保育の質を向上させ、子どもたちにとって一番大切なものを守り続けることは共通のものです。各施設の職員が一丸となり、それぞれの地域に根差した「選ばれる良い保育園」という同じ方向を目指して進んでいきたいと思います。
さらにこれからは、育児相談や一時保育等の保育推進事業を通じて、地域の方々に小鳩の保育を知っていただく機会を増やすことや、子どもたちが大好きなイベントを企画し、小・中学生になった卒園児の皆さんがいつでも「ただいま」「こんにちは」と戻ってきて、楽しく会話が弾むような機会を作ることを考えています。南浦和には小鳩グループの保育園を卒園された方がたくさんおられます。今の社会では、人と人との直接のコミュニケーションを苦手とする人が増えていると聞きますが、子どもたちが育った温かで楽しい生活の場「保育園」を、大人になっても気軽に戻れる場とし、人と人とが結びつき、つながり、たくさんの絆ができる、そんな愛情いっぱいのネットワークが広がる場にできればと願っています。
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