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代表者の一言

令和7年3月代表者の一言

令和6年度が概ね無事に終了し、暦も気候も一番「春」らしい時を迎えました。春といえば「桜」ですが、今年も満開の桜が年度末を彩ってくれそうです。先日、卒園を迎えた園児の皆さんが、大きく成長した姿で立派に園舎を後にしました。春の日差しの中での「思い出のアルバム」は、ご家族にとって大切な宝物になることと思います。改めて、ご卒園おめでとうございます。

この4月から、平成26年3月に開園以来長らく「東京都認証保育所」として地域の待機児童対策を担っていた「小鳩保育園永代」が「認可保育所」に移行することとなりました。認可園に移行しても、保育内容に変わるところはなく、お預かりしているお子様一人ひとりの育ちを支援し、保育所の役割である地域貢献もより果たすべく引き続き努力して参ります。 

また、この先のことですが、来年4月には、小鳩グループ初の取組として保育園と連携した学童保育を南浦和に開設する予定です。このことは、既に今月19日、南浦和エリアのご家庭に向けてご案内させていただきましたが、小学校という「教育施設」に入学した際に、まだまだ幼い1年生の子どもが、慣れ親しんだ保育園の先生にお話を聞いてもらったり、暖かい言葉で励ましてもらったり、母園の心落ち着く空間に少しでも戻ることができたらどれだけ安心だろう、と時折考えていた私自身の経験も踏まえて開設を決めたものです。

思えば、私自身の子育て経験の中で、一番不安だった年度切替えは、第一子の保育園から小学校への入学時です。もちろん、第二子のときも同じ状況ではありましたが、親自身が慣れていることに加え、既に学童を経験した上の子が下の子と一緒にいることで、随分と不安の大きさが違ったように記憶しています。もちろん、数か月もすれば子どもたちは小学校に馴染んできますが、移行期の変化を少しでも緩和できれば、ご家庭にとっても、子どもたちにとっても幸せなことではないでしょうか。この「連携」については、事前にアンケートを実施させていただき、皆様のご要望をできる限りサービスやカリキュラムに反映させられるよう、当グループのプロジェクトチームが鋭意取り組んでおります。

先日、小学生の英語嫌いが10年前と比べて増加しているというニュースを耳にしました。10年前との違いは、英語教育が小学校で正式教科になったことです。ご家庭によっては幼少期から英語の習得を促している方もいらっしゃるでしょうが、英語の習得について、子どもの意思にかかわらず、大人の理想像に子どもを当てはめるようなやり方では、かえって子どもを英語から遠ざけてしまう結果となるのではないでしょうか。「習いたい」がなければ、子どもは進んでは受け入れません。保育園の情操教育も「興味関心の引き出しをたくさん広げる」ことからスタートしています。学童保育のカリキュラムも、子どもたちの「やってみたい」をたくさん引き出せるもの、正に私たちが保育方針として掲げている「のびのびと自分を現すことができる子」に成長できる場所にしたいと思います。地域の児童福祉の充実のためには、まだまだ多様なニーズが存在しています。そして、そのニーズに応え、子どもたちの持てる力を引き出し支援することができるのは、我々保育事業者であり、一人ひとりの職員の保育力の集大成だと思っています。

小鳩グループでは、令和7年度も保育の質の向上に努め、職員一人ひとりが語り合い学び合うことを研修目標に掲げています。また、事業としては、南浦和にある「病児病後児保育施設」をもっと利用しやすい施設にすることも課題です。安心してお子様をお預けいただける施設として、培ってきた保育力を礎にして、小鳩グループ一同、元気に社会貢献に努めます。本年度もご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

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