グループへの
お問い合わせ

こばとほっと
ステーション

採用
特設サイト

上へ戻る

代表者の一言

令和7年2月代表者の一言

2月を迎え、年度末までの日数が少なくなる中、各施設のクラス担任の先生方が子どもたちの成長を喜び、巣立つ寂しさを語る場面に、時々に遭遇するようになりました。一方で、来年度お迎えする新入園児さんたちの諸手続もスタートしております。

私事、昨年12月に迎えた孫が来年度に入園する保育園が決まったとの知らせがありました。私が子どもを保育園に預け、保育園で成長した息子が子を持ち、その子がまた保育園に入園するということに、私がこの仕事に携わるきっかけとなった人生の大事な出発点が、まるでもう一度巡ってきたかのような、「新たなもう一つの始発」が出発し2巡目に突入したような思いがしました。新たな家族の保育園入園は、直線で流れていた時間が一度ぐるりと回って再スタートするように感じます。かつてお世話になった保育園に対して深く感謝していることは言うまでもありませんが、育休などが整備されていないあの時代に女性がフルタイムで働くことは難しく、保育園の存在は私にとって紛れもなく応援団であり、育児そのものを楽しく受けとめられる心の拠り所でした。その感謝の気持ちが繋がって、今、保育園事業を自らの仕事とし、社会にいくらかでも貢献できていることを思う故に、孫の保育園入園に新たな出発との特別な気持ちを感じるのかもしれません。

首都圏では中学受験をされるご家庭が多くなっていることもあり、1月下旬になって、従業員から子どもの中学、高校、大学受験に関する心配ごとを聞く機会が増えました。赤ちゃんや保育園児だった従業員のお子さんたちも成長し、次なる舞台に着実に挑んでいて、それぞれのお子さんたちなりの「挑戦したいこと」「将来の夢」を踏まえた支援をしている子育て話を聞くと、さすがだなあ、と感じます。皆、時間の流れの中で話題も含めて人生の関心事を更新するので、子どもたちの受験のことも時が経つと忘れがちですが、従業員が親として自らの子どもの受験を見守る姿を目にして、「そのとき」のことを思い出したりもしました。私自身は、子どもが中学校や高校時代には「青春に落とし物をしないように」と、大学時代には「自らが社会で何に貢献したいかを意識するように」と折に触れて言っていましたが、それ以外のことは正直なところ忘却の彼方です。ただ、このような言葉が言えたのも、きっと保育園の先生の支援があったお蔭です。子どもたちの自主性や選択する力を伸ばすにあたって、幼少期の親と子の関わり方が大切なことは保育を学べば学ぶほど再認識させられますが、どうしても他のお友達と成長度合いを比べてしまったり、できないこと・うまくいかないことを親自身が必要以上に我がこととして捉えてしまいがちなときに、保育園の先生から、優しく、子ども自身ができていること・頑張ったこと・目指していることを丁寧に教えていただきました。そのお蔭で、多忙な中にあって、子どもの自分らしさ、達成時の共感を喜びにして子育てをできたように思います。子育てには絶対的な正解もマニュアルもなく、なかなか受けとめ辛いことも多くありましたが、保育園の先生方が支えてくださいました。今この仕事に就き、次世代を支援する保育に携わることの大切さを改めて自覚しています。

従業員は常に学び合っており、発展途上の部分も多くあるものの日々成長していることは間違いありません。何かを押し付けるのではなく、一人ひとりが持つ可能性と意欲を引き出すことに努める保育者であるべく日々学びを続けています。この従業員達の学ぶ姿、園児の皆さん、関係者の皆様がいらっしゃることにより、私自身、この仕事の発展性を信じ、より一層充実させたい気持ちが深まります。来年度、孫が保育園児となり、たくさんの方々に支えられ、愛され、成長していく姿を見ることが楽しみです。そして、先生方が子どもたちを愛し、子どもたちが持つ芽を大切に大事に育むことができるよう、小鳩グループの代表として道を開いて、グループを牽引して参ります。

過去の代表者の一言を見る