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代表者の一言

平成30年10月の代表者の一言

私事、9月の最初の週末を利用して、大学の同級生と35年ぶりに泊りがけで北陸温泉を旅行しました。皆、子どもは成人しているので、最近の話題は、孫や定年後の生活のことなど年相応のものになっています。
私自身は、まだ「定年」という現役の終着点は見えておらず、日々、多くの関係者と何をすべきか、どのようにして保育所を良くし、大切な従業員を守れる就労環境を整えるかを思案しながら、子ども達や先生の笑顔に触れ合える喜びと感動をエネルギーとして、小鳩グループを率いています。与えられた運命と役割は人それぞれですが、私自身に与えられた役割をきちんと果たさなければなりません。全てがスムーズとはいきませんが感動の毎日です。現役真っ只中にいさせていただいていることに、関係者の方々に対して心より感謝申し上げます。
夏の異常気象による影響か、私が訪れた前週の北陸は大雨により川が氾濫し、帰京した翌日には大型台風が襲来したそうですが、滞在中は少し暑いものの天候に恵まれ、初めて訪れた兼六園、東茶屋を昔の女子大生気分で観光し、旅館では、それぞれの生き方、感性、価値観を語り、共有し刺激し合いながら再会を楽しむ、とても有意義な旅でした。
この間、日本各地を襲った大雨、台風、地震による自然災害に被災し、犠牲となった方々には、心よりお見舞い申し上げます。災害は、被災された方々にとって非常に厳しく、苦しく、辛いことと拝察します。自身が今この時この場所で元気に過ごしていられることに感謝の念を抱いております。
現在、私は、福祉系の専門学校から委嘱され同校の「教育編成委員」を務めていますが、先日開催された編成委員と学校との交流会で、ある福祉事業関係者の方から「災害は辛いことですが人を強くします。生きていること、人と人とが協力・支援することにより絆が深まり、生きていることや人に感謝する心を大きく芽生えさせます。」との言葉を伺い、感銘を受けました。人災ではない自然による災害は、一たび被災したら、後は「復興」に向けて皆が一丸となって協力し合うことしかありません。戦争による被災とは異なり、心をつなげ、他を思いやり、助け合って「明日と未来」を見出していくことに皆が努め尽力されています。独りではなく、たくさんの人の気持ちと思いが大きなものとなり、優しさや思いやりが芽生えていくのでしょうか。先の方の「過去幾度となく災害に立ち向かってきたことにより今の私たちの平和と生活がある。」というお話に、平穏な毎日の中で忘れてしまったことを思い出し、多くの人と出会い、触れあい、交流することの意義を改めて感じた次第です。
被災者の方々への思いや大学の友人と共有した時間は、遡ってこの35年の生き方、紆余曲折があったこと、良いことも悪いこともそれぞれ無駄ではないこと、これからの余生を感謝の気持ちや自分らしさを忘れずにいかに社会貢献していくか、その大切さを改めて感じる契機となりました。
9月最終週から10月中旬にかけて、いよいよ各施設で運動会が開催されます。子ども達のかわいらしい姿と日頃の練習の成果を、是非とも楽しみにしてください。子ども達、職員、保護者の皆様が一体となって感動の思い出のアルバムの1ページを作り上げたい、そう願っております。

小鳩グループ代表 山本 育子

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