平成31年5月の代表者の一言

本年度、小鳩グループでは、さいたま市南与野駅前に園庭を備えた90名定員の保育所、大田区中馬込に小規模保育所と連携する3、4、5歳児各30名を受け入れ可能な保育所、港区浜松町の山手線沿線新橋駅と浜松町駅の間に新築された「浜離宮ザ・タワー」の2階部分に41名定員の保育所と、3つの認可保育所を開所しました。今までにない大きな展開でもあり、4月のスタート時から、子ども達と先生らが新しい環境に早く馴染み、安心・安全に楽しく毎日を過ごすことができるよう、職員全員で日々「愛情いっぱい」で勤しみ親しみ頑張っております。

新入園児のお子様には、二週間を目安に徐々に保育所の滞在時間を延ばしていく「慣らし保育」を行っています。最初は泣き声と後追いの光景に保護者も子ども達も不安と動揺の場と感じられるかもしれません。ですが概ね1か月も経つと、笑顔や活動を楽しむ光景が諸所に見られるようになり、「保育園の時間」が日々の生活の一部となって楽しんでいる様子が見えてきます。学校を卒業したばかりの先生もしかりです。一般の職業と違い、子ども達から見たらどの先生も同じ「先生」です。たくさんのプレッシャーと環境の変化の中、子ども達と同様、徐々に生活に慣れ、仕事に慣れていくのですが、その際、先輩保育士らが自身の経験を伝えながら優しく支援する姿を見受けます。教えることによって自ら確認し、保育士としてまた一つ成長していく場面を垣間見た時には、事業者として大きな感動を覚えます。

慣らし保育の期間は、多くのご家庭で、「おじいちゃん」「おばあちゃん」が支援されています。先日、慣れない抱っこ紐でお孫さんを送迎される祖母様とお話しする機会がありました。地方から上京され、娘さんのために慣らし保育のお手伝いに来ていらっしゃるとのことでした。私の友人からも、年齢的に孫誕生世代のため、4月になると孫の慣らし保育を手伝わなくちゃ、という話題が出ます。「抱っこ紐」の使い方がわからないという話題もよく出ることで、確かにかつては「おんぶ紐」が主流でした。また、昔は多くの家庭が幼稚園に通わせていたので、お孫さんの保育園への送迎が、私たちジジババ世代にとって「初保育園」であることが多いようです。

ご家族・社会の支援を受けながら正に「共生」することは、これからの未来に向けて非常に大切なことです。先の方にも、「私がこうして仕事と育児の両立を貫けたのは、25年前に両親の時々の手助けがあったからなので、感謝しているんですよー。ありがたいです。」とお声掛けさせていただきました。当時は、保育所に子どもを預ける家庭が少ないこともあり、母に慣らし保育の光景を伝えると「可哀そう」の一点張りでしたが、その後、両親の保育園への評価は「可哀そうな場所」から「いいところだね」と変化しました。それはひとえに、保育園が「あたたかな愛情たっぷりの環境」だったからです。私自身が感謝し続けてきたことだからこそ、私達の努力でご家庭に勝るとも劣らない環境づくりに尽力いたします。

保育園は1日の大半の時間を子ども達が過ごす場所であり、いわゆる「生活の場」です。生活の中では様々なことが起きます。お子様のためにどのようなことができるのか、密なコミュニケーションでご家庭と園での様子を共有させていただき、お気づきになったこと、ご要望やご質問を含め、多くのご意見を頂戴しながら保育の質の向上に努めて参ります。 

本年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。

小鳩グループ代表 山本 育子