平成31年1月の代表者の一言

年末年始を迎え、本年も関係者の皆様からの温かいご支援とご理解をいただきながら、お蔭様でよい1年を過ごすことができました。子ども達の成長の喜びを共有・共感しつつ新しい年を迎えることができることに、心より感謝申し上げます。この時期にいつも思うことは、たくさんの方々と感謝の言葉を交わし気持ちを通わせることで、また新たな抱負と未来への夢と希望が生まれる素晴らしさです。人と人との触れ合いや声掛けが新たなものを創出することから、常々申し上げておりますとおり「人はひとりでは生きていけない。」ということを痛感します。多くの人と触れ合い、関係性を築き、思いやりと温かい言葉をいただきながら「生きることの意味」「生きることの価値」を感じ受けています。まさに小鳩の理念でもある「感謝の気持ち」を持つことの大切さを感じるところです。
12月後半になると、子ども達はこちらから何も言わずとも「お正月に○○行くんだー」「クリスマスにサンタさんから○○をもらうんだー」など、満面の笑みで話し掛けてくれます。子ども達にとってこの季節は、家族や親戚に囲まれてたくさんの贈り物までもらえる、温かい真綿に包まれたような極上の時間なのでしょう。愛情という言葉は、保育を語る際に頻繁に使われますが、「愛」は相手に何か見返りを求めるものではなく、ただ相手のことを心から思い、寄り添い、尽くし、幸せを願うことかと思います。お父様やお母様からお子様への関係が、まさにこれに当たるものですが、当グループの「保育」でも、ご家族に勝るとも劣らない愛情を表出し、子ども達との信頼関係を構築してまいります。
「愛」という言葉は、安易にも用いられる言葉ではありますが、その意味・価値を含めとても奥行きがある言葉です。どんな時でも相手を一方的に信じ、守り、相手に対して対価を求めないことが大切です。私達保育従事者が「愛」を育むに際しては、「感謝の気持ち」がその礎となります。まずはこの世に生まれてきたことへの感謝、生きていることへの感謝、生きている自分を支援してくれる人がいることへの感謝、そして様々な人たちとの強い絆を得たことへの感謝…、忙しい毎日ではなかなか実感し受けとめられないときもありますが、改めて顧みることは大切なことです。私達がこの世に生まれてきたことは現実であり必然です。そのような私達がたくさんの愛情を多くの人々に捧げ、絆を作り上げることにより、様々なものが創出され、人と自然がつながり平和が生まれるものと考えます。
私事、出生時は「仮死状態」であったと両親から聞いています。昭和30年代は当時でいう産婆さん(現在の助産師)による出産が多かった中、たまたま病院での出産であったため、足にカンフルを打ってもらってようやくと産声を上げたそうです。そして、このようなこともあって「育子」と名付けたと、両親から名前の由来を聞いております。その名前が今になって「保育」の「育」へとつながり、社会貢献の一助となれる機会をいただいています。親から受けた愛情、これまで私を支えていただいた関係者の方々により、今の仕事があり、そして55年間の歳月で受けてきた愛情がまた次の愛情につながっていっているものと思い願っています。
自分自身を単に主張するのではなく、人を思い、寄り添い、受けとめ、理念に基づいた保育を実践することを、示し伝える立場と自覚しています。「感謝の気持ち」は、人と人との言葉を超えた素晴らしい共通のコミュニケーションです。これからもこの気持ちを大切にして、信頼と信愛と絆を深めていきたいと思います。
一人一人の感謝の気持ちがたくさんの夢と希望の実現につながるよう、来年も小鳩グループの関係者の皆様にとってよい年であり、皆が心を通わせる素敵な年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。

小鳩グループ代表 山本 育子