平成30年8月の代表者の一言

今年は夏の訪れが早く梅雨明けは6月末でしたが、西日本では、6月には大阪北部地震、7月には西日本豪雨による水害と、自然災害が重なりました。これら災害に被災された多くの方々に心からお悔やみを申し上げるとともに、今般の災害をも教訓として、同様の災害時にいかにして被害を最小限に止めるか、行政とも協働して施設の安全管理の強化に努めます。

この季節の保育園生活では、連日の炎天下、熱中症対策、こまめな水分補給と汗のふき取りを励行しています。子ども達の大好きなプール遊びでは、さいたま市内施設での昨年の死亡事故を教訓にして、従来よりも監視体制を強化するとともに、当グループ所属の看護師が各施設を巡回して衛生面の注意事項について指導しました。楽しい余り大きくなりがちな「はしゃぎ声」については、近隣の方々にご理解を求めつつ、極力ご迷惑とならないよう注意を払いながら、子ども達には「保育所での夏あそび」を心から楽しんでもらいたいと思っています。

例年7月頃から来年度の入園を希望される見学者が増え始め、多くのご家族が各施設にお見えになります。見学は施設ごとに予約を受け、保育内容と園での生活をご説明し、施設をご案内させていただいております。恐らくは優先順位の影響もありましょうが、当グループの施設にご入園されたご家庭には、保育内容にご賛同いただいたものと受け留め、ご縁がありましたことに改めて感謝申し上げます。

近年、私は、新設施設を中心に、秋に開催している入園説明会を担当しています。私達を取り巻く環境の変化、事故や事象の影響を受け、参加者からのご質問やご要望は多岐に亘ります。また、現にご利用いただいている保護者の皆様からのご要望には、アンケートなどを参考に第三者委員のご支援も受けて、改善可能なことはスピーディに改善し、困難なことは丁寧にその理由を説明するよう取り組んでおります。保育は、人が人に対して行うことですから、その方法は一律ではなく、子育て同様に完全なマニュアルは存在しません。「保育目標」が個々の子どもによって異なることを踏まえ、一人ひとりを比較することなく心から寄り添いながら日々の保育を提供し、その目標を意識しながら子ども達が伸び伸びと未来に向かって芽を伸ばし成長する環境を整えることが私達の仕事です。入園から卒園されるまでの間、私達は全員で、子ども達との信頼関係を築き、愛情いっぱいの保育に取り組みます。新しいご縁の方からも含め、継続して「良い保育園」と評価していただけるようありたいと願っています。

このことを実現するために事業者として大切なことがあります。それは、保育に取り組む先生方が、毎日の保育を楽しく笑顔で満足感をもって行っていることです。何らかの事情で家庭の中に笑顔が消えてしまったとき、子どもが元気をなくしてしまうように、保育園という環境の中で、先生方が笑顔で心の充実感を感じながら過ごすことで、子ども達の情緒が安定し、子ども達にとって「大好きな保育園」となります。そしてそのような「雰囲気」は、見学者の方々にも伝わることでしょう。

当グループの職員数は、現在230人を超えました。私にとっては全員が家族のように大切なスタッフです。従前、毎週全施設を巡回することを私の必務としていましたが、施設数も増え、ここ数年はそれが困難となってきました。それでも出来る限り各施設を巡回して、職員全員にきちんと名前でお声掛けするよう努力したいと思います。

施設の安全対策は、もちろん事業者である私が今後も責任をもって主導しなければなりません。それと併せて、先生方が心豊かに幸せな気持ちで充実感をもって仕事ができる環境を整え、問題があれば心に寄り添って一緒に解決することも私のなすべきことであり、これは正に保育と同様です。このような事業者努力を今後も惜しまず継続することを、私自らに課して参ります。