令和2年4月の代表者の一言

先月下旬より、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、不要不急の外出の自粛が求められるなど、私達の生活に多くの影響が出てきました。3月に入ると更なる自粛要請がなされ、そのため、保育園の行事にも規模縮小や中止するものが多く出てしまいました。皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけしたことを含め、残念な思いでいっぱいです。このような中、卒園児を見送る卒園式等も規模を縮小させていただくことになりましたが、皆様に快くご協力いただけましたことに、心より感謝申し上げます。
社会福祉施設である保育園の日々の運営自体は通常どおりのものですが、それゆえに、細心の注意を払って感染防止対策に努めております。毎日のように発せられる厚生労働省の通達について各自治体担当者からの連絡を受けながら、園の運営体制を整えています。私は、日頃、さいたま市内と東京都内を往復することが多いのですが、日中移動する電車の中は、企業の在宅勤務が増加したのか閑散としています。また、駅から帰宅するときには、飲食店が早い時間に閉店している様子を垣間見ます。物販店でも閉店時間を早めている店舗があると聞きました。日々発症数が増加し予断を許さぬ状況に、本来の年度末の街の活気が失われていると強く感じます。春休みの旅行などを中止した方も多くいらっしゃるでしょう。欧州の友人からも、しばらく街中のカフェ・飲食店が休業に入ると聞きました。もどかしいばかりですが、少しでも早く事態が収束し、世界中の経済が活力を取り戻してほしいと祈るばかりです。いずれにしても、今は、事態の収束を早期に迎えられるよう、皆が一致団結して踏ん張る時期なのだろうと管理体制の強化に努めます。このような状況下で、マスクなど衛生関係の物品が品薄になる傍ら、これらを転売して儲けようとする人がいることは誠に残念でなりません。人の弱みに付け込むのではなく、お互いに協力支援し合って乗り越えるという意識をもって行動してほしいと思います。
私の経験上、バブル経済の崩壊、リーマンショック、ITバブルの崩壊においても、これほど街の活力が長期間失われた記憶はなく、まさに緊急事態として世界中の人が感染症の怖さを改めて身近に感じているのではないでしょうか。この事態の収束後、皆が共に笑顔と活気あふれた活動、社会貢献に邁進するために、今は心の充電が大切と思い受けとめています。
 園児達は、そのような渦中でも本当に元気です。変わらず笑顔で、日々、それぞれの成長する姿を見せてくれます。同じ時間を共有する私達にとって、かけがえのない存在であり、日々の活力となっています。年度末を迎え、大がかりな行事はできませんが、進級・進学を控えた園児らに対して思うことは、「いつも笑顔をありがとう。そして一緒に素敵な時間を過ごしてくれてありがとう。」に尽きます。一人ひとりの子ども達のそれぞれの笑顔を受けとめながら、多くのことを共有させてもらいました。子ども達は、今、世界中を漂っているどんよりとした雰囲気を払しょくしてくれる素敵な存在です。このような年度末は滅多にないことですが、すぐまた、活気あふれる時間と環境が戻ってくることを祈りながら、「ありがとう」を贈らせていただきます。

「卒園児の皆さん、ご卒園おめでとうございます。元気で明るく、立派に成長してくださいね。小鳩のことを思い出したら、いつでも元気なお顔を見せに来てくださいね。」
「在園児の皆さん、進級おめでとうございます。来年度も楽しい日々を一緒に過ごし、たくさんのことを体験し、思い出作りをしましょうね。」

職員一同、日頃の皆様のご協力に心より感謝申し上げるとともに、素敵な次年度を迎えられるよう、引き続き尽力いたします。

小鳩グループ代表 山本 育子