令和2年2月の代表者の一言

成人の日に浅草寺を参拝することが、10年以上前から、私の個人的な恒例行事となっています。今年も街を彩る振り袖姿の新成人と共に、浅草寺で祈願をして参りました。先ずは、常香炉から上がる線香の煙を浴びて「心身にご利益があるように」と唱え祈願に向かいます。新年の特別の装いとなっている境内で、行列に並び、先頭に立ったところで手を合わせ、たくさんの願い事を観音様に託しました。

お参りの後は、おみくじです。ご存知かもしれませんが、浅草寺のおみくじはかなりの確率で「凶」が出ます。本当はよろしくないことかもと思いつつ、「凶」が出たときはそれを受けとめた上で、「吉」が出るまで引き続けるのが習慣となってしまいました。ここ最近は、番号を見ただけで、これはきっと凶?と思えるまでになった気がしています。

今年は、1回目は「凶」…2回目は「大吉」でした。それぞれの内容を熟読し、最初は悪くても努力すれば報われるというストーリーにして受け入れました。もっとも、「凶」であっても必ず1つは「活路」が示されていて、努力し、人を信じ、素直な気持ちで貢献していくと必ず成就するというものが多いかな、という印象です。どこまで行っても「神頼み」ではなく、人事を尽くして天命を待つことの大切さを教えられる「おみくじ」です。今年も、何事にも人事を尽くし社会に貢献すること、努力を惜しまないことを命題にして、物事に取り組んでいきたいと思っております。

 成人の日は、親にとって、子どもの成長を改めて実感する記念すべき日です。各メディアで新成人が感謝の気持ちを述べている場面を見ると、親の立場として心動かされるものがあります。我が家の息子も娘も随分前に成人となりましたが、筆まめな娘は「感謝の手紙」をしたためて、月並みではありながら「私を産んでくれてありがとう。」という気持ちと、これからの抱負を伝えてくれました。親として、子どもが生まれてきてくれたことに日々感謝しているのですが、子どもの方からの「私を産んでくれてありがとう。」という感謝の言葉は、機会がないとなかなか聞けないものです。成人の日や結婚式の日など、改まった機会ならではの言葉なのかもしれません。

子どもが成人となり、社会に対して義務と責任を背負って、それぞれの形で貢献していく姿は、親にとって感無量で何とも言えないものです。「生まれてくれてありがとう。」「あなたに会えてよかった。」「あなたがいてくれたから、たくさんの感動と多くの人との関わり、素晴らしい思い出、体験ができたんだよ。」といった気持ちが高じ、子どもを愛情というベールに包んでいた人生の大切な年月を思い起こします。浅草に溢れる新成人達も、そんな親の愛情に包まれて育ち、そして巣立っていくのかな、と思うと微笑ましく心温まるものを感じました。

お子様が保育園に通われている今、保護者の皆様は無我夢中で毎日を過ごしていらっしゃると思います。小学校、中学校、高校と子が成長するにつれ、親の役割も接し方も変わってはいくものの、いつ何時も皆一生懸命です。親であれば何れの方々も、子が社会貢献するに至るまで必死で向き合い、すれ違いそうになったり、避けられたりしながらも、子どもにきちんと愛情を注いでいらっしゃいます。是非、お子様に出会えたことに感謝しながら、子育ての時間をしっかりと心の中の思い出のアルバムに残していただきたい、そのためには今この時を楽しみ、子どもに対し明るく愛情たっぷりで向き合っていただきたい、そう願っています。

今年は日本でのオリンピック開催もあり、エキサイティングな1年となりそうです。子ども達が愛情あふれる環境下にいられるようご支援に努めながら、皆様と様々なことを共有させていただき、良い年にしたいと思っております。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

小鳩グループ代表 山本 育子